もし、選挙の投票日台風による大雨で大災害、外出するのも非常に難しい豪雨となってしまった場合、選挙はどうなってしまうのか?

災害発生の時、選挙はどうなる?

公職選挙法57条には
「天災や事故により投票所で投票ができない時、都道府県の選挙管理委員会の判断で繰り延べできる」
「新しい投票日は少なくとも2日前に告示」
例えば、日曜日に嵐になりそうで火曜日に延期するとなったら日曜日までに告示をしなければならないことになります。

過去、台風で投票日が先延ばしになったことは?

実は、過去に台風で投票日が延期になったことがあるのです。

それは、
昭和49年7月7日 第10回参議院議員選挙

この日台風の影響で東海地方が豪雨に!前線を台風が刺激して、総雨量500ミリ以上。三重県伊勢市では、腰の高さまで雨で浸かるくらいになっていたのです。この状況では投票にいけませんので、三重県伊勢市では1週間開票日を遅らせることになった記録があります。

台風が接近して嵐になった場合、どうなるのか?

どうなったら投票日になるのか、それには基準があります。

・選挙人名簿が水没した場合は繰り延べになります。
・大雨・暴風などで投票所に行けないような危険な時は選挙管理委員会の判断で繰り延べになります。

以上の場合、繰り延べになります。

それでは、繰り延べになった場合、開票はどうなるのか?

仮に、東京都であれば都内のどこかで投票が繰り延べの場合、都の比例代表選挙の開票も繰り延べ投票分の開票と同時になることが想定されます。

一部でも投票ができずに開票が遅れれば、結果が大きく変わるのは当たり前ですから特に比例代表の開票が大きく変わることになります。