炒飯と言えば今やパラパラが当たり前!?といった感じがしますが、そもそも炒飯=パラパラとなったのはいつ頃からなのか?2019年8月12日に放送された石橋貴明のたいむとんねるで紹介されていました。

番組が行った調査によると好きなチャーハンは、

パラパラ派 78%
しっとり派 22%

以上の結果でパラパラ派が圧倒的。

パラパラ信仰はいつ始まったのか?

炒飯の歴史に詳しい料理研究家の土屋敦さんによると2つの転機があるという。

■チャーハン伝来
中国から日本にチャーハンが伝来したのは文明開化が進む明治時代(※諸説あり)
しかし、使うお米の種類が違うため日本のチャーハンはパラパラになりづらく長い間しっとり派が中心だった。
インディカ米:粘り気が少ない、世界のコメ生産量の80%以上
ジャポニカ米:炊くと水分を多く含み粘り気と弾力が出る

◆転機1
1985年に美味しんぼという漫画がチャーハンを取り上げてこの回が非常に話題になった。


美味しんぼ (1-111巻 最新刊)

美味しんぼの4巻に主人公の山岡がチャーハンの作り方を教えるシーンがあり、そのセリフが

山岡「鍋から放り上げられた飯が空中で炎の上を通り抜ける、その時、炎に直にあぶられる!それによって余分な油がとんで飯がパラリとなり香ばしくなるんだ、鍋の中でイジイジかき回してるだけじゃ本当のチャーハンは出来ないんだよ!」

美味しんぼによって本当のチャーハン=パラパラというイメージが日本人に刷り込まれたという。

◆転機2

90年代周富徳さんが料理の鉄人などテレビで度々披露したパラパラのチャーハンがお茶の間に一気に浸透。多くの日本人をパラパラ派へ導いたのだそうです。

チャーハンパラパラ派の躍進は、人気グルメ漫画美味しんぼと大人気料理人周富徳がきっかけだった。